◎食べすぎに効くツボ
ダイエットの基本は、何といっても食べ過ぎないこと。
美味しいものを目にしたり、イライラするとついつい食べてしまいがちです。食事を適量に抑えることはとても重要なのです。そんなときにおすすめのツボが飢点です。食べ物をつまむ前に耳をつまんでみましょう。
また、食べ過ぎてしまって何となく胃が重く、食欲もわかないし、食事をしてもおいしくないなんてなんだか格好悪いです。こんなときは、「中かん」と呼ばれるツボを刺激して胃腸の調子を整えましょう。
▼ツボ探しのコツ
飢点は、過食を防ぐ耳のツボです。耳の穴の前、顔側のとがっている部分の下方のくぼみにあります。過剰な食欲を抑える効果があります。
▼ツボ押しの刺激法
両耳の飢点に人差し指の腹をあてて、少し痛みを感じる程度の強さで自分の脈の速さで叩いたり押したりします。食事の10〜15分前に2〜3分刺激します。ヘアピンや爪楊枝の根元の方でつつくように刺激するのも効果的です。
▼ツボ探しのコツ
このツボは、みぞおち(胸中央の前面にあるくぼんだところ)とおへその中間にあります。
▼ツボ押しの刺激法
効果的な刺激法として、中かんを両手のひらを重ねて軽く押さえます。また「手当て」という言葉があるように、手を中かんにあてるだけでも治療効果があります(女性の場合は、右手を下にして両手を重ねてあてましょう)。
中かんは、胃の調子を活性化して食欲を増進させる効果がありますので、胃腸が疲れ気味のときに刺激すると、じわじわ元気を回復できます。
また慢性胃炎でお悩みの方は、中かんに中国温灸をしたり、タバコの火を近づけたり遠ざけたりするなどの温かい刺激を毎日続けていけば、段々と胃の不快感が薄れていくことでしょう。
※ただし中かんへのツボ刺激は、満腹時には控えてください。